食料・添加物・賞味期限


最近の報道 「ミーとホープ肉種偽装事件」 「白い恋人 賞味期限改ざん事件」 (2007年夏)
どうしても私には考えるところがある。

品質表示 や 賞味期限 という約束事を反古にしたことは強く責められるべきであることは言を待たない。
それは当然である。
しかし、肉種が違っていても、また賞味期限が過ぎていても 充分に賞味できる食品を無駄にすることには全く議論がない。 これらを回収して廃棄しているのであろう。

牛肉に替わって豚肉が入っていると食することはできる。 賞味期限を一週間過ぎても、物によっては1ヶ月、いや半年過ぎても全く問題なく(少なくとも危険なく)食することができるものはたくさんある。

あの回収される 白い恋人 私は欲しかった。
ヨーロッパのように「賞味期限過ぎてるけど・・」と言って売るなど日本では考えられないのでしょう。

我々が子供の頃は冷蔵庫もなく親は 色 臭い 糸を引く などを見て、「まだ食べられる」 「ちょっと臭うけどまだ大丈夫」 「止めておきましょう」など と判断していました。
そのような危険に対する感覚が失せてしまうことは危険です。

賞味期限を1分1秒でも過ぎたら売ってはいけないなど笑えます。 一秒過ぎたら爆発する時限爆弾なのでしょうか?

Homelessに「早く食べてください」と言って配ったって良い、使い道はたくさんあると思います。

保存料についても、やみくもに「いやだ」というのはエゴでしょう。
保存料をある程度は使って食料を長持ちさせるべきだと思います。 電力節約のために自動ドアを止めるより、日本の食料輸入量がどれほど減らせるか、輸送に伴う燃料をどれほど節約できるかを考えるべきです。

 世界には餓死する人々が、未だどれほど居るか、考えるべきです。

おいしく食べられる期限 と安全に食べられる期限を別々に表示してもよいでしょう。

私にとっては 保存料よりも プディングに似せたプディングまがい や 寒天やゼリーと称するニセ物 いやみなほどお茶っぽくしたお茶 などの方がよほど嫌です。

「天然物だから安心」などと言う謳い文句は信じるに値するのでしょうか? 天然トリカブトも毒です。
石油も自然生成物ではありませんか?

思考を停止してしまって 言葉に踊らされていてはいけないと思うのです。

本業の合間に気付いたことを記すのみ、完璧さは求めないで頂きたい。


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Nov.2006